[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
同級生です。
坂本くんと土方くんです。
『コントラスト』
オレンジと白と紺のコントラストが、そりゃもう絶景な冬の夕暮れ時。
おんしと一緒に帰る帰り道。
「おぉ、こりゃ凄い夕焼けじゃ」
「そうだな」
「冬は空気が澄んで……へっぶし、ぶしっ!!」
「何だ、風邪か」
「ん?いやいや、ほがな事ないよ。生まれてこの方風邪なんぞ………へ
っぶしっ!!!……ぅあ~」
「明らかに風邪じゃねぇかよ。馬鹿は風邪ひかねぇもんだと、ばっかり思って
たが。…すまん、俺が間違ってた」
「謝られると逆に傷つくんけんど?」
「で、馬鹿にあるまじき風邪をひいた馬鹿は何でそんな薄着なんだ?」
「…泣いていい?朝な寝坊して、遅刻しそうくじゅうて。
慌てて制服ば着てきたちや」
「ほれ、やっぱり馬鹿じゃねぇか。…ちっ、しょうがねぇなぁ」
「ん?」
おぉ、近い。
夕焼けが十四郎の顔に映って何だかやけに、きれ…
「…ほれよ。これでちったぁ、マシだろ」
ずきんっ
「んん??」
「…何だ、マフラーだけじゃ不満か?」
「いや、そがやないんけんど…」
「じゃ、何だ?」
ずきん、ずきん、ずきん
何だ、やけに胸が苦し…
「…かっ、風邪ちゅうのは、苦しいもんなんじゃな…」
「…まあ、そりゃ楽じゃねぇだろう」
「ダメじゃ、しんどい…。今日、家誰も居ないちや、看病して十四郎」
「…彼女はどうしたよ」
「あぁ~、ん~、アハハハ」
「何だよ、またかよ」
「『あなたは私の事全然見てない』ゆうて、バチーンって」
「…。はぁ~、しょうがねぇなぁ…」
「やき、看病よろし……っぶし!!ぅあ~、あっ、鼻垂れた、マフラーに」
「…それ、返さなくていいぞ。もう…」
「やっぱ、持つべきものは十四郎じゃの~」
「…んだ、そりゃ…」
--------------------------------
恋を自覚している土方くんと無自覚な坂本くん。
続く…かもしれない。(おいぃぃぃ)
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
その時々に、萌えてるものを
吐き出してます。
マイナー嗜好。
チキン。
坂土が広がればいいと全力で思います。
関東圏の人間なので、坂本さんの言葉がいろいろおかしな事になってるかと思いますがスルーして頂けると助かります。
当サイトは非公式二次元サイトです。
原作者様、出版社様とは一切関係ございません。
拙いのもでは在りますが、著作権放棄しておりません。文章の無断転載はお断りいたします。
同人サイトさまに限りリンクフリーでございます。
ご連絡は特に必要ございませんが、頂けると小躍りして喜びます!
何か御座いましたらメルフォまで。
一言感想等お気軽にどうぞ!