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銀土ですよ。
同級生パラレル。
『君との世界』
人気の無い校舎裏。
そこにいつも君は壁に凭れ座ってる。
きっかけは、たわいもない事。
その日俺は午前様で、とりあえず寝たくって。
人気のないそこへと向かったんだ。
そしたら君が先にそこで寝てた。
ちっ、先客が居たか。立ち去ろうとしたその時、君が目をあけた。
まっすぐな君の目に、笑いそうなくらいあっさりと恋に落ちた。
それから俺はそこへ、君の隣へ通う。
始めは、うっとうしそうにしていた君も、だんだんと話をしてくれるようになった。
他愛も無い話を。
そして今日もいつもの場所へ。
君はいつもどうりに壁に凭れて目を瞑っていた。
耳にイヤホンして。
「なーに聞いてんの?」
隣に座って肩を叩く。
「…聞くか?」
薄く目を開けこちらへイヤホンを差し出した。
「…聞く」
君と一つに繋がった(イヤホンで)右耳からはロックスターが
愛の歌を歌っていた。
「…いいねぇ、これ」
「…だろ。…好きなんだ、これ」
あぁ、もう、ちょっと
そんな顔しないでよ。
抱きしめたくなっちゃうよ。
キスして、めちゃくちゃにしたくなっちゃうよ。
こんなにも、こんなにも君が好きだって。
…まだ何も伝えてないのに。
つか、俺のか細い理性なんて、後ちょっとで崩壊しそうなんだけど。
今だけは。…まだ少し、君とこうしてたいから。
膝を抱え、顔を伏せる。
君を見ないように。
君と繋がった世界からは、変わらずロックスターの歌う愛の歌が響いていた。
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その時々に、萌えてるものを
吐き出してます。
マイナー嗜好。
チキン。
坂土が広がればいいと全力で思います。
関東圏の人間なので、坂本さんの言葉がいろいろおかしな事になってるかと思いますがスルーして頂けると助かります。
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